MEO対策のメリット・デメリットとは?効果的な上位表示の方法も解説!
- MEO対策とはどのようなことか知りたい
- MEO対策のメリットが知りたい
- MEO対策にはメリットがあるけど、デメリットもあるのか知りたい
Googleビジネスプロフィールを登録しても上位表示されない、MEO対策については聞いたことがあるけれど、その具体的なメリットやデメリットについて知りたくはありませんか?
この記事では、MEO対策のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
Googleマップに自社店舗が上位表示され、ローカルな顧客にアピールしやすくなるメリットや、信頼性の向上により新規の顧客を獲得できるなど、様々な利点があります。
しかしながら、これらのメリットを享受するためには時間と労力が必要というデメリットも存在します。
この記事を通じて、MEO対策について深く理解し、自社のビジネス成長に活用してみてください。
この記事をざっくり言うと...
- MEO対策とは、Googleマップで自社店舗を上位に表示する
- 地域の顧客にアプローチしやすくなる
- 来店意欲の高い顧客にアピールできる
- 自社店舗の情報や口コミがGoogleマップ上で表示され、信頼性が高まる
- 自社で対策すれば、無料で運用できる
目次
- 1.MEO対策とは何か?
- 2.MEO対策で得られるメリットとは?
- 3.MEO対策によるデメリットとは?
- -1.労力が必要
- -2.マイナスな口コミを受ける可能性がある
- -3.効果がすぐに現れない
- -4.ビジネスによっては効果的でない
- 4.上位表示させるための3つのポイント
- 5.MEO対策の具体的な方法
- -1.Googleビジネスプロフィールに登録
- -2.NAP情報を統一させよう
- -3.口コミを集めよう
- -4.写真・動画を追加しよう
- -5.最新の情報を保つ
- -6.サイテーション
- -7.SEO対策を行う
- 6.まとめ
MEO対策とは何か?
MEO対策とは、Map Engine Optimizationの略で、Googleマップやその他の地図サービスにおける上位表示を目指すための手段のことを指します。
主にGoogleマップに対する施策が行われます。
スマートフォンの普及により、Googleマップアプリを使って目的地や店舗を検索するユーザーが増えています。
Google検索では、「地域名 業種」という形で検索を行うと、結果としてGoogleマップが表示され、各店舗の情報が提供されます。
上記の画像は、「新宿 居酒屋」と検索した際の結果で、左がパソコン、右がスマートフォンでの検索結果となります。
赤い枠内に表示されているのがGoogleマップで、これをローカル検索結果(ローカルパック)と称しています。
ローカル検索結果は、リスティング広告の下や自然検索結果の上に表示されることが多く、ユーザーにとっては目立つ位置に存在します。
検索結果の最初に表示される店舗は通常3店舗程度で、MEO対策を適切に行うことにより上位表示が可能となり、これが店舗の認知度向上、アピール、そして集客につながります。
MEO対策で得られるメリットとは?
地域の顧客にアプローチしやすくなる
MEO対策を実施することで、地域の顧客へのアプローチがしやすくなります。
たとえば、「近くの飲食店」といった検索ワードで検索された際、Googleマップ上で自社の飲食店が上位に表示されることで、地元の顧客からのアクセスが増える可能性があります。
来店する意欲の高い顧客にアピールできる
MEO対策を実行することで、店舗への来訪意欲の高い顧客に直接訴求できます。
自社の飲食店の情報や口コミがGoogleマップ上に掲載され、ユーザーが自社店舗に興味を持った場合、スマートフォンから容易に予約や問い合わせが可能となります。
また、多数の口コミがある場合、信頼性が向上し、店舗への来訪意欲の高い顧客に訴求できます。
競合しないため成果が出やすい
MEO対策は、競合する店舗や会社が少ないため、SEO対策と比較して成果を得やすいです。
例えば、「東京のカフェ」というキーワードで検索すると、SEOだと数多くのカフェのWebサイトが検索結果に表示されますが、MEO対策を実行することで、近くのカフェがGoogleマップに表示されます。
その結果、地元の顧客に効果的にアピールすることが可能になります。
店舗の信頼性を高めやすくなる
MEO対策を実施することで、Googleマップ上での店舗の正確な位置情報を確認できるとともに、評価や口コミもチェックできます。
これにより、ユーザーは自信を持って店舗を利用することができます。
結果として、店舗の信頼性が向上し、新規顧客を獲得する可能性が高まります。
自社で対策する場合、費用がかからない
自社でMEO対策を行う場合、Googleビジネスプロフィールの登録や情報の更新などは無料で可能です。
また、自社で施策を行うことで、そのまま無償で運用することができます。
たとえば、口コミ評価を高めるために、サービス提供後にお客様にレビューを依頼することで、無駄なコストをかけずに評価を向上させることが可能です。
自社で実施することにより、効果的なMEO対策を行うことができます。
MEO対策によるデメリットとは?
手間と時間が必要
MEO対策には一定の時間と労力が必要となります。たとえば、Googleマップにおける店舗情報の正確な入力を行うには、飲食店の写真や営業時間、サービス内容などを精確に入力することが求められます。
また、Googleビジネスプロフィールの情報を定期的に更新し続ける必要もあります。
これらの作業は時間と労力を要求しますので、自身で対策を行う場合は、十分な時間を確保することが重要です。
否定的な口コミへの対応が必要
Googleマップ上では、ユーザーからの否定的な口コミも存在します。
そのため、肯定的な口コミだけでなく、否定的な口コミにも適切に対応する必要があります。
効果が即時に出ないことも
MEO対策を行っても、効果がすぐに現れるわけではありません。
Googleのアルゴリズムは常に変動しており、検索順位を上げるまでには一定の時間が必要となります。
長期的なMEO対策が必要であり、持続的な取り組みが重要となります。
全てのビジネスに効果的とは限らない
MEO対策は、全てのビジネスに対して効果的とは限りません。
インターネットを介さずに運営している店舗や、オンライン上での情報発信を行っていない企業にとっては、MEO対策を行ってもその恩恵を受けられないことがあります。
ビジネスの性質や環境を理解し、その有効性を検討することが必要です。
上位表示させるための3つのポイント
ローカル検索で上位表示させるためには、
関連性
距離
知名度
の3つの項目が重要となります。
関連性
Googleビジネスプロフィールの関連性が高いと、該当の検索キーワードに対して表示されます。
例えば、「新宿 居酒屋」と検索した場合、新宿にある居酒屋が表示されます。
一方、他の地域の居酒屋や居酒屋以外の業種・業態は表示されません。
Googleビジネスプロフィールでは、住所や業種・業態を詳細に設定することができます。
これにより検索キーワードに対して関連性が高くなるよう最適化することで、ユーザーにとってより有益なコンテンツを提供することが可能となります。
ただし、新宿に存在しないのに新宿で表示させたり、居酒屋ではないのに居酒屋として表示させたりすることはできません。
これらはスパム行為に該当する場合があり、そのような誤った行為は注意が必要です。
関連性とは、検索語句とローカルビジネスプロフィールが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、プロフィールと検索語句との関連性を高めることができます。
Googleビジネスプロフィールヘルプ-ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み
距離
ユーザーが検索を行った位置と店舗までの距離により、検索結果の上位表示が変動します。
店舗までの距離が近いと上位表示されやすく、逆に距離が遠い場合、表示されにくくなります。
距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。
Googleビジネスプロフィールヘルプ-ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み
知名度
知名度とは、店舗や企業がオフラインとオンラインの両方でどの程度認知されているかを示します。
オフラインでは、有名な店舗や長年続いている老舗など、多くの人々に知られている場所が上位に表示されやすくなります。
オンラインの場合、Googleビジネスプロフィールの口コミの多さ、ネット上での情報の量、さらにSEOによるホームページの順位によって知名度は変動します。
Googleビジネスプロフィールの登録だけでなく、ホームページやSNSなどを通じて知名度を向上させることが、上位表示を目指すための重要な項目となります。
これはブログ等のコンテンツ作成やSNSでの情報発信など、オンラインでの認知度を最適化する活動により達成できます。
視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
Googleビジネスプロフィールヘルプ-ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み
MEO対策の具体的な方法
上記の3つのポイントを踏まえて、どのような方法をすることで上位表示されやすくなるのでしょうか。
その方法を紹介、解説します。
Googleビジネスプロフィールに登録
Googleビジネスプロフィールに未登録では、検索結果に表示されませんので、まずは登録を行いましょう。
登録後は、店名、住所、電話番号だけでなく、営業時間、ウェブサイトのURL、予約リンク、メインカテゴリ、サブカテゴリ、メニュー、写真、動画といった詳細設定を充実させます。
設定の充実度はパーセンテージで表示されるため、可能な限り100%に近づけるようにしましょう。
NAP情報を統一させよう
Googleビジネスプロフィールに店舗名や住所を設定する際には、NAP情報を統一することが重要です。
NAP情報とは、
Name: 店舗名・会社名
Address: 住所
Phone: 電話番号
を指します。
Googleビジネスプロフィールに記載した情報と、ホームページやSNSアカウント、ポータルサイト等で公開するNAP情報を統一することにより、Googleはこれらが同一の店舗や企業と認識しやすくなります。
これが知名度の向上に寄与し、結果的に上位表示につながります。
クチコミを集めよう
Googleビジネスプロフィールにクチコミを多く集めることで、上位表示につながります。
クチコミが多く、かつ評価が高ければ、その店舗が人気があり、知名度が高いとGoogleに認知されやすくなります。
ただし、金銭提供や特定のサービスを約束する形でクチコミを集める行為は禁止されています。
そのため、良質なサービスや優れた接客を心掛けることが求められます。また、クチコミの投稿だけでなく、その返答も可能です。なるべくすべてに対して返答を行うようにしましょう。
ビジネスに関してユーザーが投稿したクチコミに返信しましょう。クチコミに返信することで、ユーザーの存在やその意見を尊重していることもアピールできます。ユーザーから有用で好意的な内容のクチコミが投稿されると、ビジネスの存在感が高まり、顧客が店舗を訪れる可能性が高くなります。
Googleビジネスプロフィールヘルプ-クチコミの管理と返信を行う
写真・動画を追加しよう
店舗の内装やメニューといった具体的な写真や動画をGoogleビジネスプロフィールに追加することが推奨されます。
これにより店舗の魅力を強くアピールし、集客へとつなげることが可能です。
特に外観や内装、メニュー、商品、施工後の写真などは、お客様が特に関心を持つ項目ですので、積極的に投稿していきましょう。
ビジネスの内容を伝え、商品やサービスを紹介するには、写真をビジネス プロフィールに追加します。的確で訴求力のある写真を掲載すれば、求めている商品やサービスがあることを顧客にアピールできます。
Googleビジネスプロフィールヘルプ-写真を追加する
最新の情報を保つ
Googleビジネスプロフィールに掲載する情報は常に最新のものを保つようにしましょう。
情報が古いままだと、お客様が混乱する可能性があります。
特に営業時間や定休日については、Googleで営業中と表示されている店舗が実際には閉まっているという事態は、お客様に不信感を持たれる原因になります。
臨時の営業時間や祝日についても、詳細に設定することが可能です。
投稿機能を活用して最新の情報を発信し、お客様には最新の情報を提供するように心掛けましょう。
低評価のクチコミを避けるためにも、更新作業には細心の注意を払いましょう。
開店時間や閉店時間、祝祭日や特別なイベントに合わせた特別営業時間などを含む営業時間を定期的に更新しましょう。正確な営業時間が表示されていれば、顧客は営業時間を把握でき、安心して営業時間中に店舗を訪れることができるようになります。
Googleビジネスプロフィールヘルプ-営業時間の情報を正確に保つ
サイテーション
サイテーションとは、店舗や自社の情報がウェブサイトやSNS上で引用や言及されることを意味します。
店舗名、住所、電話番号などが該当し、これらがSNSなどで言及されることで知名度が上がり、検索結果の上位表示につながります。
サイテーションはNAP情報と密接に関係しているため、言及された情報が店舗名などと異なって登録されていたり、住所が誤っているとその効果を失います。
また、自作自演や報酬を提供してサイテーションを依頼することは、ペナルティ対象となる可能性があるので注意が必要です。
最高のサービスや接客を心掛けることで、自然とサイテーションは増えていきます。中長期的な視点でサイテーションを増やしていくことを目指しましょう。
SEO対策を行う
自然検索結果の順位もGoogleビジネスプロフィールの上位表示に影響するため、ホームページやSEO対策も重要です。
ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
Googleビジネスプロフィールヘルプ-視認性の高さ
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まとめ
今回は、MEO対策のメリットとデメリットについて詳しく解説しました。
これはGoogleマップで自社店舗を上位に表示させるための策略であり、地元の顧客に対するアプローチがより容易になり、また、来店意欲の高い顧客に対して訴求力を持つことができます。
さらに、自社の店舗情報や口コミがGoogleマップ上に掲載されることで、信頼性が向上し、新たな顧客を引きつけることが可能となります。
自社での対策を行うことで、コストを抑えることも可能です。
メリットとデメリットをしっかり理解し、MEO対策への積極的な取り組みを進めていきましょう。