リフォーム会社の集客方法9選について徹底解説!
- 仕事の依頼を増やしたい...
- 集客、マーケティングの方法がわからない...
- ホームページやネットに関して疎い...
- 昔より広告の効果がなくなった...
リフォーム会社の代表者や担当者の中には、上記のような集客に関する悩みを持つ方が多いのではないでしょうか。
過去には新聞の折込チラシやDM、訪問営業などがリフォームの主要な集客手段でした。
しかし現在では、ユーザー自身がインターネットを利用し、GoogleやYahoo!の検索エンジンで「市名 リフォーム」や「市名 リフォーム ○○」などと入力し、検索結果から目的に合ったリフォーム業者や工務店を探し、問い合わせることが一般的になりました。
しかし、インターネットの集客では他社に埋もれてしまい、どのように対策すべきかがわからず、直接の依頼が増えない状況が続いています。
この結果、多くのリフォーム会社が大手企業の下請けに回され、利益が伸び悩むという状況が生じています。
集客に頭を悩ませているリフォーム会社向けに、各集客方法の特徴、メリット、デメリットをまとめて、ここで検討し解説していきます。
この記事をざっくり言うと...
- リフォーム会社の集客は、インターネットの普及により競争が激化している
- ホームページ制作は365日間の情報発信や問い合わせ受付が可能だが、知識と時間、デザイン性やSEO対策が必要である
- ランディングページはユーザーの求める情報を集約し、問い合わせにつなげやすいが、直帰率の高さや制作費用の高さが問題である
- SNSと動画制作は企業の特徴や雰囲気を伝え、集客やブランディングに効果的だが、更新の維持やクオリティの保持が課題である
- MEO対策は地域型のサービスに有効だが、上位表示を維持するためには定期的な更新と知識が必要である
目次
- 1.チラシ・ポスティング
- 2.訪問営業・テレアポ
- 3.ホームページ制作
- 4.ランディングページ制作
- 5.ポータルサイト・見積もりサイト
- 6.SNS
- 7.動画制作
- 8.MEO対策(Googleビジネスプロフィール)
- 9.口コミ、紹介
- 10.まとめ
チラシ・ポスティング
特徴
新聞の折込チラシやポスティングは、業者に頼むか、自ら挨拶しながら直接住宅のポストに配布する、という集客方法です。
商圏範囲に住む方々に対してピンポイントで情報を届けられるため、リフォームの検討を行っている方や、リフォーム会社を探している方に届けると非常に効果的な集客方法となります。
自社の強みや業務内容、料金などを確認いただける可能性が高まり、また、直接手渡すことで親近感や信頼感を得られる可能性もあります。
さらに、チラシはすぐに捨てられる可能性もありますが、ユーザーが手元に保持しておくことで、困った時や急な相談時、近くのリフォーム会社を探す際に役立つこともあります。
ただし、現在ではチラシや折込チラシの反響率は下がってきており、0.01~0.3%と言われ、10,000枚配布しても1人が反応するぐらいとなっています。
一度だけの配布では効果が薄く、継続的な配布を行うことで認知度が上がり、問い合わせが増えやすくなります。
メリット
- 手にとってもらいやすい
- 直接挨拶もできるので信用にもつながる
- 商圏範囲にお住まいの方に情報を知ってもらえる
- 年配の方には見てもらいやすい
- 手元に保管ができる
デメリット
- 新聞やチラシを見ない人にはアプローチができない
- チラシの内容やデザインで反響が大きく変わる
- 掲載できる情報量に限りがある
- ターゲット層を絞れない
- 制作費や配布する人件費が発生する
- 管理会社や住民の方からクレームが入る可能性がある
- 紙広告よりもネットで探す方が多くなっている
訪問営業・テレアポ
特徴
訪問営業とは、リフォーム会社を探しているタイミングのユーザーのもとに営業マンが直接訪問し、案内する方法です。
一方、テレアポはユーザーに電話で連絡を取り、内容を説明し、アポイントメントを設定してから訪問する集客方法です。
これらの方法では、直接ユーザーと対面することで自社の強みを伝えやすく、信頼関係を築きやすいのが特徴です。
さらに、ユーザーから直接悩みやニーズを聞き出すことも可能であり、表情や感情を伝えることもできます。
しかし、これらの方法にはデメリットも存在します。それは、効率の問題です。
対面での会話が盛り上がったとしても、リフォームのタイミングが合わない、ニーズが存在しない場合や、決定者でない場合には契約に至らないことが少なくありません。
また、営業マンの印象や能力に左右されることもあり、必ずしも容易に成果を上げられるものではありません。
訪問営業の場合、一軒ずつ訪問するため、営業マンの負担が大きくなります。
そして、初回の訪問で契約に至らず、何度も訪問を重ねてようやく契約になるケースも多いのです。
メリット
- 地域に密着して対応できる
- 深い内容の説明が可能
- お客様の悩みを直接お聞きできる
- お客様とお会いするので信頼関係が築きやすい
デメリット
- 営業マンやテレアポの求人採用をする必要がある
- 印象が良くない
- 営業マンの力量によるので非効率の場合がある
- その場でご契約になる可能性が少ない
- 決済者でない可能性がある
ホームページ制作
インターネット上に自社の看板となるホームページを開設し、これを閲覧してもらうことで、ユーザーの興味を引き、来店につなげる集客方法です。
インターネットの普及に伴い、リフォーム会社でもホームページを持つことは一般的となりました。
これはユーザーからの信頼を得る手段の一つであり、会社の強みやコンセプトなど、様々な情報を制限なく伝えることができます。
会社の強みやコンセプトを見極め、ユーザーが実際に検索しているキーワード、例えば『市名 リフォーム』『市名 リフォーム 水回り』など、用途や目的に応じたキーワードを用いてSEO対策(検索エンジン最適化)を行います。
これにより検索結果での上位表示を目指し、ユーザーに情報を確実に届けることで、集客や問い合わせにつなげます。
また、ホームページからの問い合わせは、リフォーム会社を探しているユーザーからのものとなるため、集客につながりやすいというメリットがあります。
ホームページを一度開設し、ブログやコンテンツの投稿を行い、SEO対策により上位表示を達成すれば、365日間、継続的にユーザーに情報発信し、問い合わせや相談、予約の受け付けが可能となります。
メリット
- 自社でホームページ制作が可能であれば無料
- ホームページを使った集客方法の知識があれば広告費用を抑えられる
- ホームページを持つことで会社の信頼にもつながる
- リフォーム会社をお探しのお客様からのお問い合わせや相談のため、ご契約につながりやすい
- 営業マンを雇わず、365日お客様にアプローチをしてくれる
デメリット
- 自分で制作する場合は知識と時間が必要になる
- ホームページの制作会社を選ぶのが難しい
- デザイン性に欠ける
- 制作しただけでは見てもらえず、問い合わせにつながらない
- お客様に見てもらう為には上位表示させる為のSEO対策が必要
ランディングページ制作
特徴
ランディングページ(LP)は、特定の情報に焦点を絞り、ユーザーからの問い合わせ増加を目的とした縦長のページです。
リフォーム会社や建設業など、様々な業種や企業で利用されています。
その理由として、自社が売りたい、推進したい強みの業務内容を掲載し、ユーザーが求めている情報を他のページを見ずに確認でき、問い合わせにつながりやすいとされています。
通常のホームページでは、ユーザー自身が求める情報を探す必要があります。
そのため、求める情報を見つけるまでに離脱してしまうこともあります。
しかし、ランディングページはSEO対策には向いていないため、GoogleやYahoo!のリスティング広告、ディスプレイ広告、Facebook広告と組み合わせて利用することが多いです。
ランディングページの制作費以外にも広告費が発生します。
メリット
- お客様が知りたい情報を集約したページができる
- 離脱率が低い
- お問い合わせ(コンバージョン)につながりやすい
- デザイン性が高く、レイアウトの変更も自由に行える
デメリット
- 直帰率が高い
- 制作に手間がかかる
- 制作費用が高い
- 内容やデザインの改善が必要
- リスティング広告などの広告費用がかかる
ポータルサイト・見積もりサイト
特徴
多数のリフォーム会社が掲載されるサイトに登録し、その上で自社情報を掲載するという集客方法があります。
ポータルサイトや見積もりサイトは、リフォーム会社を探しているユーザーが相談や依頼するために利用されます。
複数の会社を比較検討することが多いため、競合が増えれば増えるほど、自社と他社との差別化やブランディングが求められます。
これらのサイトは複数のリフォーム会社から見積りや相談が可能で、依頼内容の相場や価格が明確に表示されていることが特徴です。
そのため、費用を比較検討したいユーザーからの依頼が多いです。
ただし、多くの企業が競争する「相見積」の状況になるため、価格で比較され、結果として格安の工事になってしまうケースもあることを注意が必要です。
メリット
- 求めている方に見てもらえるので問い合わせに結びつきやすい
- 無料で掲載できる
デメリット
- 莫大な量のポータルサイトがある
- 掲載されているリフォーム会社と比較される
- ポータルサイトの上位に表示する場合、費用が発生する場合がある
- 相見積もりをとられるので単価が下がる
SNS
特徴
Instagram、Twitter、Facebook、LINEを活用した集客方法について説明します。
SNSの強みは、その情報の拡散力です。多様なユーザーに情報を届けることができます。
リフォームを検討中の方へ情報を届けるのはもちろん、ホームページやポータルサイトとは異なり、現状リフォームを求めていない方へのアピールも可能となります。
これにより、潜在的な見込み客へのアプローチが可能になります。
写真や動画を利用して、これまでの施工実績や会社の特徴、雰囲気なども伝えやすく、またお客様とのコミュニケーションツールとしても機能します。
このような利点から、SNSを活用しているリフォーム会社も増えています。
ただし、SNSの利用には注意点があります。日々の情報発信が重要であり、更新が止まってしまうとユーザーに不信感を抱かせる可能性があります。
それにより、「この会社は営業していないのか」と疑われ、問い合わせのきっかけを失うこともあります。
メリット
- 拡散力があるので様々な人に知ってもらえる
- 基本的には無料で運用できる ※SNS広告を使った場合は除く
- リアルタイムで情報の更新が可能なこと
- 会社のブランディングや信頼にもつながる
- 写真や動画を投稿できる
デメリット
- 運用方法に知識が必要
- 投稿する内容がないと更新が続かない
- 更新が続かないと不信感につながることもある
- 情報の発信に魅力的な内容にする必要がある
- 思わぬことで炎上するリスクがある
動画制作
特徴
動画を活用することは、お客様の関心を引きつけ、印象を深く残すための有効な集客対策の一つです。
リフォーム会社をはじめ、多様な業種で集客やブランディングを目的とした動画制作に取り組んでいる企業が増えています。
特にリフォーム会社や建設業界では、文章や画像だけでは技術や作業内容を細かく伝えることが難しいことから、実際に職人が作業しているシーンを撮影することで、お客様にリアルな情報を提供できます。
また、動画制作は以下のような様々なシーンで活用されています。
・代表や従業員の紹介やインタビュー
・会社のPR
・採用活動
動画の内容(目的)は明確にすることが重要であり、特に冒頭部はインパクトを強めてお客様が最後まで視聴できるように、起承転結を意識したストーリー性を考慮することが求められます。
ただし、動画制作にもデメリットが存在します。クオリティの低い動画や、内容が集約しすぎて伝わらない動画は、逆に不信感を抱かせる可能性があります。
また、動画を制作しただけでは視聴者に見てもらえない場合もあります。
動画はホームページへの埋め込みや、SNS投稿、YouTube広告など、他の手段と組み合わせることでその効果を最大化することが可能です。
メリット
- 文字や画像より注目を集めやすく、目を引きやすい
- 多くの情報が一度に伝わる
- 印象に残りやすい
デメリット
- 動画制作のノウハウがないと制作できない
- 労力とコストが発生する
- ある程度のクオリティが無いと最後まで見てもらえない
- 制作しただけでは意味がなく、他の集客方法と組み合わせが必要
MEO対策(Googleビジネスプロフィール)
特徴
MEO対策は、Map Engine Optimizationの略称で、Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)に登録し、Googleマップエンジンの最適化を行うことで、ローカル検索順位を向上させ、お客様がGoogleマップ上で目的の場所や業者を探しやすくする集客方法です。
特にリフォーム会社など、地域型のサービスを提供している店舗や業者にとっては、集客効果が高いとされています。
特徴的な点として、Googleアカウントを用いれば誰でも無料で始められる点や、Googleに登録されることで信頼性が高まる点などが挙げられます。
SEO対策による上位表示に時間がかかる一方で、MEO対策は正確な情報の提供や日々の更新により、SEO対策の検索結果以上に上位表示されやすい傾向があります。
さらに、近年のスマートフォンの普及により、Googleマップの利用者が増加しています。そのため、リフォーム会社としても、MEO対策による集客が期待できます。
ただし、上位表示を維持するためには、日々の更新が必要であり、それには時間や適切な知識が必要となります。
口コミ、紹介
特徴
施工後のお客様からの口コミや紹介は、新たな仕事の依頼へとつながる集客方法です。
施工を行ったお客様から直接の口コミや紹介があるため、信頼性が高く、これがさらに新たな口コミや紹介を生むこともあります。
口コミによる集客は、広告宣伝費の削減に寄与し、新規顧客の獲得やリピーターの増加にもつながります。
お客様からいただいた口コミは、現在の改善点や問題点を見つけるのに役立ち、それがさらなるサービス向上の参考にもなります。
リフォーム会社を口コミを基に検討するお客様も多く、このような形の集客方法は大きな期待を持てます。
口コミの情報発信としては、ホームページやMEO(Googleマップ)、SNS、ポータルサイトなど、さまざまなプラットフォームを利用できます。
ただし、口コミにはデメリットも存在します。
良い口コミばかりが集まるわけではなく、悪い口コミが出た場合、それがマイナスの影響を及ぼす恐れがあるからです。
まとめ
リフォーム会社においても、様々な集客方法が存在します。
自社の地域性や方針、そして考え方に合致した集客方法の利用が重要です。
一つの手法に絞るのではなく、例えばチラシとホームページ、またはSNSとホームページといったように、オンライン・オフラインを組み合わせて複合的に行い、多くのユーザーに知ってもらうことが必要です。
商圏範囲内での認知度向上を目指しましょう。
さまざまな集客方法を組み合わせて検討しつつ、お問い合わせや受注を増やし、売上向上を目指していきましょう!
しかし!
このようなお悩みはありませんか?
仕事の依頼を増やしたい...
独立したが集客方法がわからない...
現在のWeb集客、広告、宣伝の効果がない...
ホームページやネットに関して疎い...
相談できる相手や会社がない...